iPhoneを買い替えるなら？　コレはやっておこう

先日iPhone14で春の新色イエローが発売開始。
これを気にiPhone14への機種変を考えている方も居るかもしれません。
逆に、機種変更を考えているけど移行が面倒で……と考えている方も少なくないのではと思います。
移行作業はケータイショップで手数料を支払うなどして代行してもらうのも一つの手ですが、少しの注意点を抑えてしまえばそれほど難しい作業ではありません。

機種変更の前に注意したい事は？

詳しい人にお願いするのも一つの手ではあるのですが、それでも機種変更前に気をつけたい事は少なからずあります。

本体の容量に注意

ケータイ端末は結局の所データの入れ物です。手順さえ正しければ基本的にデータの移行そのものは難しくありません。
しかし、物理的な問題としてデータの量には注意しないといけません。
iPhoneではストレージ容量として扱われていますが、買い換える前に自分がどのぐらいのデータを保存しているのかについて把握しておくと良いでしょう。
以前と同じ容量やより大きい容量の機種へ移行する場合は特に問題となりませんが、一方で以前より少ないモデルに移行する場合は注意が必要です。

何れにせよデータのバックアップや保存の手段については一度検討しておくと良いでしょう
【記事リンク：ストレージの容量管理について】

データ面で問題がない場合、iPhoneのデータ移行は特に簡単です。

データ移行は簡単。下準備でより安心

Apple製品でも特にiPhone、iPadではデータの移行が特に簡単に行えます。新しく購入したApple端末を古い端末に近づけるだけで簡単にデータの転送をすすめることが出来ます。

それとは別の方法として今回もうひとつ紹介するのがiCloudによるバックアップの製作です。

機種変の際に古いiPhone(iPad)を手放してからでもiCloudを利用することでデータの移行が行えます。
iCloudを利用してバックアップを行うと聞くと、クラウドの容量は大丈夫なの？　と思うかもしれません。

通常、無料で使えるiCloud容量は5GBですが、転送の為のバックアップ製作では保存データ量の制限なく、仮に無料のiCloudプランである５GBであっても端末のデータをバックアップ出来ます。
また、インターネット回線を利用する為、Wi-Fi環境で作業を行う必要があります。

注意点として事前に元の端末からバックアップデータを作っておく必要があるほか、クラウド容量を超える移行用バックアップの場合、保存期間には制限があります。
（通常21日間＋移行作業後7日間）

詳細についてはApple公式サイトも参照すると良いかと思います
【データ移行のためのiCloudバックアップ作業】―Apple公式サイト

スマホゲームと機種変更

基本的なデータ移行についてはiPhoneであればiCloudを利用すると概ね問題は無いのですが、ゲームのデータが心配な方も少なく無いと思います。
ゲームのデータ（プレイヤー個人のセーブデータ）についてはゲームタイトル次第な面もあります。
利用しているゲームタイトルやアプリはどのようなタイプなのか把握しておく必要があります。

個別のアプリについては予め調べておくと良いでしょう。以下は保存のタイプとアプリ一例をご紹介します。

ゲームやアプリ運営会社のサーバーにデータを保存している場合

例えるなら銀行預金です。

多くのゲームがこちらに該当します。いわゆるソーシャルゲームに該当するものだと概ねコチラの方法を採っています。
例：ウマ娘,原神,モンスト,パズドラ、ポケモンGO等

データの保存やバックアップ自体は会社側が行って居るため、データの消失の心配は余り気にする必要はありません。
一方で、ユーザー側が注意する点として、データにアクセスする為のログイン情報（端末連携機能やアカウントIDや引き継ぎ設定）の保存や手続きを行う必要があります。
SNSアカウント連携やゲーム運営会社のアカウントID連携といった物が利用出来る場合はこれを利用することで端末に依存せず自分のゲームデータを利用することが出来ます。
このタイプのアプリでは複数の端末から一つのデータへアクセスする形で遊ぶ事も出来る場合があります。
（自宅はパソコン、タブレット。移動中の待ち時間はスマホという形です）

端末側でデータセーブしている場合

例えるならタンス預金です。お引っ越しの際には自分で運ぶ必要があります。

こちらはいわゆる買い切りゲームや有料のアプリ含めた一般的なアプリでコチラになります。
家庭用ゲーム機のセーブと同じ様に端末にある保存容量へデータを保存する形になるため、クラウドバックアップ等の方法で端末内のデータとして保存される事になります。
ゲーム以外のアプリ（写真やイラスト）でも端末側へデータを保存している場合も同様です。

注意点としては、アプリによって事情は異なる場合があると考えられます。
不安な場合はアプリの公式サイトやサポートへのお問い合わせを行うと良いかもしれません。
他にも、データを正しく移行出来ているかを新しい端末側で確認が出来てから古い端末のデータ削除やリセットを行うと安心かつ安全です。

ちなみに、有料アプリ自体もiCloudアカウントに紐ついているので削除しても再度無料でダウンロードを行えます。
機種変更後にあらためてアプリを買い直す必要はありません。

注意：AndroidとiPhone間でのデータ

iPhoneシリーズでのデータ移行は根本的にはiCloudに紐ついている為、非常に簡単です。
しかしAndroidとiPhoneの間で移行する場合は少し注意が必要となってきます。
写真やブラウザ、フォルダやファイルについては移行が行える状況になっていますが、アプリについては注意が必要です。
AndroidとiPhone双方にアプリが提供されていたとしても、GooGleアカウントとiCloudアカウントの双方向でアプリの引き継ぎが行えない為、有料のアプリでは再度購入する必要もあります。
また、アプリの保存データが端末に有るタイプでもデータ移行が難しい（引き継ぎが行えない）場合が多い状況です。

一方、ソーシャルゲーム系のアプリの場合は先述の方法（連携やID）で移行が行えます。

【AndroidからiPhoneへの移行について】―Apple公式の案内です