2023.4.13

スマホの写真の写り方を公開! 春の写真編

3月から4月にかけてはお花見シーズン。
当店の所在地である徳島では桜の開花シーズンの頭は少し天気が悪い状況でしたが、3月末頃は天気もよく非常に恵まれたお花見日和でした。

定期的にカメラの性能チェックを兼ねた写真記事を公開したいと考えています。
今回は写真とスマホカメラの記事になります。

目次
1.スマホの性能は高い?
2.カメラの性能が示す意味
3.機種別の写真を公開!

スマホのカメラ性能は高い?

写真機材として古いコンパクトデジタルカメラやインスタントカメラが再注目されたりもしていますが、やはり現代の日本で今、一般的に写真を撮るときに一番使われているカメラはスマートフォンのカメラ。
ゆえにカメラを重視したスマートフォンも少なく有りません。

しかしスマートフォンのカメラの性能は高いのでしょうか? 結論としてはデジタル一眼レフと比べるのと少し酷かもしれませんが、それでも十二分に高い性能をもっています。

一般的なスマートフォン(iPhone11)の性能
画素:1200万画素 F1.8〜2.4 光学望遠:2倍程度

ハイエンドスマートフォン(iPhone14Pro)の性能
画素:4800万画素 F1.8〜2.2/望遠F2.8〜 光学望遠:最大6倍

一般的な一眼レフ
画素:2400万画素 F1.8〜 光学望遠:〜10倍程度
(レンズの交換が可能)

※実際は機種によって性能に細かな差があります。
カメラのスペック値で重要な項目は幾つかあり、それを抜き出しています。

高級スマートフォンでは画素が年々高画素化しており、対する一般的な標準タイプのスマートフォンでも明るさ(F値)については十分な明るさがあり数値として優れています。
光学性能では望遠(ズームや拡大後の画質)ではデジタル一眼レフが物理的なスケールのメリットがあり叶いませんが、ズームが必要の無い状況であれば差を感じ無いシーンも増えてきました。
特にレンズの明るさはカジュアルに写真を楽しむ際には大きなメリットだと言えます。

カメラの性能が示す意味

カメラの性能や機能において、とくに重要な要素があります。
役割や機能がわかれば写真の撮影でも特徴を生かして撮影が出来るようになり、より魅力的な写真が撮れるかも?

画素

画素が少ない場合←→より高画素の場合

画素は写真を撮影するためのイメージセンサー(センサーは映像素子集まり)で、その数が画像解像度に直結します。
画素の高さがそのまま高画質につながる訳では有りませんが、画素が多ければより精細な写真を撮る事が可能です。
1つの画像をどれだけ細かく区切って表現しているか、という事です。
(方眼紙の目に1つ色を乗せるなら、より細かく区切った方眼紙のほうが細かい表現が出来ますよね)

美しく精細な画像を撮影できるメリットは大きく感じますが、高解像度の画像は容量も大きくなってしまう為、SNSやストレージを圧迫してしまう事も。

1200万画素でも解像度は4000×3000もあり、4800万画素ではこの4倍にもなります。
これは一般的なPCモニター(1920×1080)はもちろん、スマートフォンの一般的なディスプレイの解像度でも大きく上回りPhone 11(1792×828)やiPhone12(2532 x 1170)に対し大幅に高画質です。
しかし、表示する側の解像度を上回った場合、縮小/圧縮して表示されてしまう事になります。
SNSでは画像サイズに制限があることもあり、必ずしも高画質な画像をそのまま活かす事が出来る訳ではない事に留意しなければなりません。

逆に言えばSNSやwebにアップする場合はそれほど特別高画素でなくても綺麗に観覧できます。

F値

明るさ、絞りとも言われます。センサーに取り込める光の量がF値が低いほど多くなり、暗いシーン等での撮影で有利である他、背景がボケるような写真が取りやすくなります

F値(絞り)の動作を人間に例えるとまぶたや瞳孔を細めたりする事に似ています。

一眼レフなどでは可変絞り(絞り羽でF値を調整)が可能物がほとんどですが、スマートフォンではサイズの関係もあり、一般的には絞り羽を搭載していませんが例外的に搭載した機種も存在します。

関連記事:ニコン 絞り羽とボケの関係

光学望遠/デジタルズーム

スマートフォンで画質を落とさず拡大撮影する場合は固定の倍率を利用し、自身が近づく形で撮影を行うのがコツ
これには以下の要素が関わっています。

カメラのズーム方式ですが、スマートフォンのカメラではデジタルズームと光学ズームの2つが併用されています。

光学ズームの場合、光はセンサーに情報として取り込まれる前にレンズを通し物理的な要素で拡大しています。
画質に優れますが、根本的な問題として「大きなレンズはそれだけ性能が良い」という小型化や軽量、軽便という概念とは真逆の問題を抱えています。
高性能なレンズは非常に高画質ですが、このようなどうしようもない事実も存在します。
スマートフォンでは倍率の違うレンズを複眼で搭載することで光学望遠としています。

デジタルズームはセンサーに取り込まれた情報をソフトの後処理で拡大しており、これはweb上で画像を拡大して表示する事と同じ様な事をしているイメージです。
センサーに取り込まれた時点で画質(画像データ)が出来ており、画像を引き伸ばす形で拡大する為ソフトの処理能力次第では画質が極端に劣化する場合も有ります。
ソフトウェアの処理能力や人工知能による補完などの活用が前提ですが、物理的に嵩張るレンズや大きなセンサーが不要になれば携帯性に大きなメリットが生まれます。

月食を撮影して拡大しても月面の模様は非常に荒くしか映らないという経験がある方も少なくないかと思います。
昨年の月食で一部のスマホでは月面をAIで強く補正処理してしまっているのではないか、と話題にもなりました。

 

機種別の撮影結果を公開

スタッフへスマホで桜の写真を撮ってくるようにお願いし、幾つか写真をもらいました。
機種によるカメラの性能や写真のとり方や写り方の参考に是非ご覧ください。

iPhone7

当日はデジタル一眼での撮影も行っていました。
カメラを撮るカメラ、一眼で望遠撮影をしつつ広角を撮るカメラとしてスマートフォンを利用しています。

iPhoneXS

今回集まった写真の中でもとくに桜が魅力的に写っていると思います。
青空と桜のコントラストが良い感じだと思いませんか?

Xsのカメラは画素数が1200万画素です。平均的な一眼レフカメラやハイエンドスマホに比べれば少ないものの、十分に桜の花を細かく拾えている様子です。

iPhone14Pro

雨と桜

あいにくの曇りですが、明るいレンズとポートレートモードを活用してボケ味のある写真が取れています。
F値の小さいカメラは良く背景をぼかす事が可能で、人物や対象を引き立たせた写真を撮ることが可能で、ポートレート撮影はそのために有ります。

こちらは14Proで少し広角気味の写真です。
こちらは少し撮影後の処理を行っています。機会があれば写真の撮影後の記事も製作したい所です。

 

おわりに


当webサイトではフォーマットの制約から画像の最大サイズが制限されてしまうのが少し勿体ない所です。
SNSなどでも縮小表示されることが少なく有りません。

スマートフォンのカメラの特性から望遠撮影が苦手なため、広角気味の写真となる場合も多くなりそうですが、広角の写真は意外と構図が難しく、SNSでもサイズ制限によって画質が落ちてしまい、意外と見栄えのしない写真になってしまう事があります。

スマートフォンで写真を撮る時はポートレートでの撮影や歩いて近づけるような対象を撮影するのがオススメです。

買取情報

今回登場した機種は当店で買取の対象となっています。
古めの機種でもカメラの性能は意外と侮れませんが、だからこそ最新機種の性能の高さが気になることも有るのではないでしょうか? 下取りや中古での売買を活用してコスパ良く端末を手に入れると良いかと思います。

中古スマホのカメラには1点、注意しておくべき事があります。
関連記事:スマホのリアカメラに出る症状

iPhoneXs

64GB 【美品】〜19,000円 【使用感あり】〜16,000円

256GB 【美品】〜24,000円 【使用感あり】〜21,000円

512GB 【美品】〜26,000円 【使用感あり】〜23,000円

iPhone14Pro

128GB 【美品】〜115,000円 【使用感あり】〜111,000円

256GB 【美品】〜125,000円 【使用感あり】〜111,000円

512GB 【美品】〜154,000円 【使用感あり】〜139,000円

文:玉谷

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修理担当リーダー
たま

【 実績・経歴 】 2021年7月入社 ・端末修理担当 ・修理担当リーダー ・年間約3,200台を修理 【 休日の過ごし方 】 家でAmazonの安売りを見ている 【 好きなもの 】 パソコン、ゲーム、馬

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