2023.7.11

スマホが暑くなるのはなぜ? 対策と原因

暑くなる季節、スマホも熱はニガテ。
あまりに熱を持つとスマートフォンはシャットダウンを行い、一定時間使用不能になります。
これは故障や熱暴走による高熱や発火を防ぐ安全措置ですが、最悪の場合は火災の原因となる可能性があります。

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スマホが暑くなる原因

スマホが熱くなる理由はいくつかあります。
電気製品である以上は多少の発熱は発生し、発熱だけをもって故障というわけでは有りません。
しかしスマホが熱くなると心配や不安を感じる方も少なくないと思います。一般的な理由では以下の様な原因があり、原因に応じた対策が取れるかもしれません。

1.急速充電

 最近のスマートフォンやバッテリー搭載製品は、低充電残量のときに一定量まで高速で充電を行う機能があります。
より高い電圧で充電を行うため、相応にバッテリーや充電コネクターが熱を持つことになります。
使用による熱も重なると想像するより高温となる場合があるため、熱のこもる季節や環境では注意が必要です。

2.アプリの処理による負担

 使用による発熱は、端末の計算処理チップ(SoC)が動いてる為。
ウェブブラウザの観覧ではさほど発熱はしませんが、アプリによってチップの処理能力への負担はまちまちで、ゲームや高画質の動画といったシーンではより負担が高くなります。
チップは負担に応じて処理能力の出力を上げていき、あわせて電力の消費や供給を増やし、より高い負荷の処理を行う場合は消費電力や電圧の上昇にあわせて熱も発生、基盤や端末が高温となります。

3.劣化、性能不足

 先の内容に通じますが、チップの処理能力が低い場合はより発熱が高くなる可能性があります。
年々チップの性能に対する消費電力は効率化されており、少ない電力でより高い処理が行える様になっています。
つまりより古く電力あたりの性能の低い処理チップで処理出力を上げるためには沢山の電力を必要とするため、消費電力分の発熱が増えてしまいます。
経年や何らかの理由で性能が低下している場合も同様のことが言えると考えられます。

4.排熱不良

何かと端末は発熱しますが、一方で冷却や放熱が行える場合、その温度上昇はある程度の範囲で収まります。
端末が特に高温となり、熱くなってしまう場合は何らかの理由で正常に排熱が行えていない可能性が考えられます。

対策として

原因に合わせて対策はいくつかあります。
スマホの発熱がきになるときには使用状況や使い方にあわせて対策をしていきましょう。

1.充電方法のみなおし

 熱がこもりやすい、端末が熱くなりやすいと感じる場合、充電方法や充電している環境を見直すのも良いかと思います。
充電器の規格によっては急速充電が行なえますが、発熱も相応に出てしまいます。
熱が気になる場合やスマホを使いながら充電する場合は急速充電を行わない充電器を選ぶのも発熱対策になります。

特に注意する必要のある点として、夏場においては車内でのホルダー台や充電スタンド、冬場では厚い布団の中での充電しながらの放置や寝落ちといった状況や環境で、充電口が溶けるという報告があり、また火災の原因にもなりえます。
使用環境には少しだけ注意が必要です。

2.アプリ設定のみなおし

 スマートフォンの発熱の理由は充電の他ではアプリ等の処理による発熱が大きな理由の一つ。
重たい処理ほど端末が熱くなりやすく、特に処理能力に負担をかけやすいゲーム系アプリ等では熱を持ちやすい傾向があり、あまりにも端末が熱くなる傾向がある場合はアプリ内で設定が可能なものは低解像度モードや軽量モードに設定すると良いかもしれません。
端末が熱を持つと、場合によっては意図的に処理性能を低下させ熱を持たないように制御する場合もあります。

3.ケースや冷却にきをつかう

 熱を持つ場合でも、一時的な温度上昇であれば本体の放熱で十分冷却が行なえます。
しかし、熱がこもりやすい状況では十分に放熱ができないため熱が溜まっていくため、端末が熱くなってしまいます。
端末を覆うケースも場合によっては冷却に影響を与える場合があり、特に全面を覆う防水ケース等では熱くなりやすい傾向があります。

また、熱くなりやすいゲームアプリを利用するような状況に向けた冷却ファン付きのスマートフォン用の周辺機器も存在している為、ゲームを遊ぶ中で熱が気になる場合は利用を検討すると良いかもしれません。

4.修理と機種の変更

 熱がこもりやすい原因の一つには性能の不足や劣化があります。
アプリの処理による発熱では、端末のチップの能力が関わっており、より高性能な端末はより少ない電力で処理を行える傾向があり、電力に対するパフォーマンスが良いことは発熱の低減にも繋がります。

また、使用する中でバッテリーが傷んでいる場合や目に見えない部分でのダメージが発熱に繋がっている場合があります。
充電の方法や使用環境といったもので改善せず、やはり発熱が気になるときは一度バッテリーの交換や古い機種であれば買い替えも手段の一つと言えます

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以上これからどんどん暑くなる時期、端末の故障には熱の管理に注意してください。
すこし古い端末であればこの機会に買い替えるのも一つの手ですが、当店のような買い取り店への下取りでより軽い負担で買い替えができるかもしれません。
ぜひ当店での買い取りもご検討ください。

文:玉谷

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たま

【 実績・経歴 】 2021年7月入社 ・端末修理担当 ・修理担当リーダー ・年間約3,200台を修理 【 休日の過ごし方 】 家でAmazonの安売りを見ている 【 好きなもの 】 パソコン、ゲーム、馬

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