2023.7.21

ノートPCとiPad どっちがいい?

タブレットとパソコンを買うならどっちが良い? という話題は定期的に盛り上がる印象があります。
特にタブレット系製品についてはタブレット型PCと言われる事もあり、小型で持ち運に安いインターネットを利用可能な電子端末として考えるとノートパソコンとは親戚のような製品です。

タブレットとパソコンのちがい

タブレットとノートパソコンはその役割において段々と境目がなくなってきています。
ごく一部の条件を除けば、性能についてもそれぞれ大差はあまり無く、価格に対する性能(コストパフォーマンス)で言えばタブレット端末であっても製品を上手に選べば同価格帯のノートPCより使いやすい場合もあります。

性能はどちらが高い?

通常、性能についてはPCとタブレットでは製品の多さや基本的な搭載部品の差などから、簡単には相対化が行えません。
しかし、Apple製品におけるiPadやMacにおいては比較的容易に考えることが可能となっています。

Apple社が製造し、自社の製品へ搭載するチップ(M1やM2のようなAppleシリコン)は登場以来、搭載製品を増やしMacの他iPadにも搭載されるようになっています。
カタログ上のスペックでは、チップが同じであれば同等の性能と言え、現時点においてもM2iPadとM2搭載のMacBook、少し古い製品ではM1チップ搭載のものとして、iPadAir5や同時期に販売されていたのM1搭載のMacbookAirが同等レベルの性能を持っています。

M1とM2であれば数字大きい方がより性能が高いと言えますが、同じチップを搭載したipadとMacが並ぶ場合は純粋に使用用途や使い勝手といった性能ではない部分の差に注目する必要があると言えます。

性能以外の差

MacとiPadに対してどちらが良いのか購入を悩む場合、性能面の差ではなく実際の用途や使い勝手に注目することになります。

iPadの利点

ipad

・重量が軽い
→iPad9は500g程度、最大のiPadPro12.9インチでも700g以下ですが、MacBookAir(M1)はほぼ1.3kg
ノートPCとしてMacは軽いですが、それでも重量を比べるとタブレットに利があります。

・タッチスクリーンで簡単操作
スマートフォンのみならず、ATMや券売機や印刷機など様々な機器がタッチパネルを搭載しており、キーボード+マウスよりも直感的にタブレットは扱うことが可能です。
マウスとキーボードも難しい操作では有りませんが、普段使わないキーの誤った操作による混乱は珍しくありません。
スマホの延長で使える点や慣れからタブレット型PCは使いやすいアイテムです。

・セルラーモデルで単体ネットワーク接続可能
iPadのCellularモデルや一部のCellular機能搭載タブレットではSIMカードを差し込む事で携帯キャリアの回線を利用することでネットワーク接続が可能です。

ノートPCではSIMが利用可能なPCは珍しく、また価格の点などからもあまりメリットは有りません。
MacにおいてはiPadのようなCellularモデルやSIMカードの利用機能は無いため、別途WiFiなどネットワーク環境を用意する必要があります。

・周辺機器
タッチパネルの特徴を利用したPencil系の周辺機器を利用することで電子メモやイラスト用途の液晶タブレットとしても利用可能なほか、キーボードケースやマウス、トラックパッドを利用することでノートPCのような使い方も可能になります。
iPadにおいては、iPhonアプリとの互換性はもとより、最新のProモデルにおいてはMacと同様のチップを搭載しているため、実質PC化しても潰しが効くとも言えます。

関連:タブレットをPC代わりに付属品

Macbookの利点

Mac

・キーボードと一体
周辺機器によってキーボードが利用可能となるiPadに対しMacBookのようなノートPCは最初からキーボードがついています。当たり前ではありますが、キーボードの利用が想定される場合はメリット。
小型PCにおいても使いやすくレイアウトが設計されたキーボードとトラックパッドとなるため、信頼性も高くなります。

・大きい画面の選択肢
MacについてはMacBookで画面は13インチ〜15インチ、大きいものでは16インチほどにもなり持ち運びという点ではマイナスですが、作業においては大きなメリットとなります。
より大きな文字表示にする事や複数のウィンドウ表示で作業が行いやすい事は想像以上に便利です。
また、線をつなげるだけでモニターへ外部への映像出力も行えるのでマルチディスプレイで表示領域を広げることも容易です。

・強力な本格ソフトが使える
高性能なiPadProではMacと同じ性能を持っていますが、それでも専用設計のソフトを利用する事になるため、一般的なPC向けに提供されている業務用ソフトを利用する必要や目的が有る場合はPCを選択する方が互換性の面で安心です。

・外部ディスプレイへの出力
MacBookはiPadに比べて、パソコンモニターやテレビへ映像を出力するとき使い勝手が良いと言えます。
特に、第三者への発表等の際にパソコン画面を見ながら鏡うつし(ミラーリング)された映像をプロジェクターや大型モニターに映すような、プレゼンテーションにおいては周辺機器の接続と合わせてMac等パソコン製品に理があります。

・intel搭載機は外部GPUが使える
今となっては最高性能のintel搭載MacであってもCPU性能はM1に少し負けてしまいます。
しかし、グラフィックス性能面では外付けのGPU装置を用意することで他社の最新世代の高性能な専用パーツを利用することが出来ます。
ただし、今となってはCPU性能から外部GPU機能を前提としてもあまり選択するメリットは無いかもしれません。

選び方

実質的なPCとしても扱えるiPadは二役三役とこなすことが出来る一方、ノートPCはPC向けの周辺機器や専用ソフトも存在しているため、単純にiPadで代替出来ないこともあります。
逆に考えると、PCソフトを使用する目的がある場合は明確にMac等のPCを選択する必要があるものの、iPhoneやスマホの延長としてより大きい画面の機器がほしい場合はとりあえずタブレットという選択がおすすめです。

性能と価格帯のコストパフォーマンスに注意

価格と性能についても重要な観点となります。
タブレットの価格では一般的な製品では二万円から性能と比例して価格も上がっていき、ノートPCでも同様に格安製品では3万円台前後から性能と共に比例していきますが、重要な点として安価な製品は性能面からあまり実用的でない仕様の製品も存在しています。

特に二万円以下の製品ではスマートフォンよりも性能が低いものも存在しており、画面においてもサイズは大きいものの解像度が低く荒い映像になってしまう事もあります。
安くとも性能が極端に低い製品は使い勝手が悪く、せっかく購入しても使わなくなってしまう……こともありえます。

実用的な製品として、性能が安定知ているものとしてタブレットではiPadシリーズがおすすめ。価格帯も4万円前後から購入することが可能です。
一方、ノートPCにおいて実用的な性能を求める場合、Windows搭載製品んでは7万円前後の価格帯がおすすめです。
性能として、メモリ8G、ストレージ256GBかつCPUチップのコア数といった性能を考えると最低限の価格帯となります。
Appleシリコンを搭載するMacBookは10万円を超える価格帯になっていますが、性能面においては妥当性のある製品となっており製品寿命の点でも初めてのノートPCとしておすすめし易いノートPCとなっています。

おわりに

ノートPCとタブレットは性能の向上とあわせて役割や立ち位置が似たようなものとなってきています。
タブレットにおいてはタッチパネルといったスマートフォンで一般的な機能も持っており、一般的な消費者にとってはより多機能で使いやすい製品となっています。
一方でノートPCは従来からある多彩なソフトや業務用途として一般的なソフトも多く必要な人にとっては欠かせない製品で有るため、簡単には優劣がつけられません。
また、Sidecar機能によるIpadをMacの画面とする機能やairdropによる転送機能など、Apple製品においてはMacとiPadを両方持ってしまうことも有力な選択肢です。

買い替えるなら

MacやiPadをお持ちの方で、タブレットもPCも両方持っているが片方を使わなくなった、という場合やもう一方へ持ち替えを考えている方、それぞれの機種を最新のものへ更新したいとき等、当店は買い取り店としてお力になれるかもしれません
機会がありましたらよろいくお願い致します。

※iPadにてついてCellularモデルについても買い取りを行っています。

一部の機種についてご案内していますが、その他の機種やモデルについても買い取りを行っています。
その他モデルについてはページ下部バナーより確認いただくか、LINEやメールにて機種についてご連絡くださいませ。
機種が不明な場合でもお問い合わせ頂いた際には確認などお手伝いさせていただきます。

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文:玉谷

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