2024.1.23

スマホの通信圏外? 4Gと5G回線のエリアマップを確認!

スマートフォンで普段利用している回線ですが、定期的に繋がりにくいと感じるシーンがあります。
理由は様々で、多くの場合で携帯キャリアの通信障害とその瞬間での周辺環境が影響している場合が多くなっています。
端末の故障の可能性もありますが、いくつかの注意点を抑える事で問題の判別が可能になるかもしれません。

4G回線と5G回線の違いと特徴は?

キャリアの回線では近年より5Gとされる通信サービスも始まっており、5G通信は通信の高速性を謳っています。
5Gは通信規格として第5世代に当たる通信規格。
Gは英語で世代を意味する「Generation」の頭文字となっており、3Gや4Gも第3世代と第4世代それぞれの通信規格という意味も含んでいます。

4G回線によって利用できる通信速度(秒間データ通信量)は規格によって100MB〜1GB程度と要件が設定されており、対する5G回線では理論上最大20GB/s程度までの通信速度が技術規格として設定されており、5G規格の通信速度の高さが伺えます。

5G回線の弱点

高速通信が明確なメリットである一方で、5G電波の性質が直進性(電波がまっすぐ進み、反射や拡散しにくい性質)が強く、このため壁や建物の影で繋がり難くなりやすい事が弱点となっています。

5G回線で接続したくても4G回線を掴んでいるときは5G回線のカバーエリア、もしくは屋内や大型建造物が立ち並んでいないか気にしてみると良いかもしれません。

また、2024年初頭の現時点では通信設備の普及が進んでおらず5G回線速度のメリットを得られる地域が少ないという状況となっています。
人口に対するカバー率という形では70%以上の普及が行われているとされますが、人口密集地域を優先して設置するため、人口の多い都市部の外ではいまだ普及前の地域も少なくありません。
また、規格上5Gであっても回線速度は従来と同等に留まるエリアも混在しています。

このほか、5G回線を利用するためには対応する機種と合わせてキャリアの回線契約を5G対応のプランへ更新する必要があるため環境の準備が必要です。

通信設備と障害

5G回線利用できる範囲に限りがあるほか、通信サービス会社毎に範囲に差があります。
これはキャリア回線の電波通信は通信サービス各社それぞれが通信設備を設置する事で通信回線の提供を行っているためです。
キャリア毎に設備を整えているため通信エリアに差が生まれてしまう他、障害発生のタイミングや地域に差があります。
特に5Gのようなサービスエリアの普及と拡大途中の段階では契約する通信サービス会社を選びに注意する必要があるかもしれません。

繋がりにくくなる理由の一つとして、設備(基地局)に対して処理できる通信量には限界があり、狭い地域で集中して利用が行われると処理出来なくなることがあります。

また、携帯電話から電波で基地局へ送られた通信は他の基地局と有線(光ファイバー)等で他の基地設備へ通信を送る為、災害で基地局の故障やケーブルが断線する事があります
対策として災害や大会、大規模イベントの際には通信各社が通信設備を車両に搭載した移動基地局を設置する場合もあります。

関連リンク:
5Gに対応したKDDIの最新『車載型基地局』が登場!4Gとの違いや役割を解説(KDDI)

一例として災害や発生時の復旧作業の様子について、SoftBankより情報公開がされています。
関連リンク:
「被災地に早く“安心”を届けたい」。担当者が見た能登の現状と通信ネットワーク早期復旧への道(SoftBankニュース)

通信エリアマップ

キャリア各社の4Gや5G提供エリアはWebサイトで確認することが可能です。
普段の生活で利用する地域での提供回線を知っておくとキャリア選びや5G契約に役立つかもしれません。

大手通信キャリア回線のサービスエリアマップリスト

SB通信エリアマップ(SoftBank公式Webサイト)

AU通信エリアマップ(au公式WeBサイト)

ドコモ通信エリアマップ(Docomo公式Webサイト)

楽天通信エリアマップ(楽天mobile公式Webサイト)

2023年12月から2024年初頭現在での通信エリアマップでは5Gエリアはまだ限定的であるほか、5Gと表示されるものの通信速度が4G同等のエリアも混在している事が解ります。
将来的には4Gから5Gへの切り替わりも行われる可能性がありますが、まだまだ時間がかかりそうな印象もあるため5G回線への契約を考えている方は対応エリアに入っているか確認してからでも良いかもしれません。

5G対応スマホもiPhoneがおすすめ

5G回線を利用する場合、スマートフォンが対応している必要があります。
基本的には5G提供開始時期(2020年中頃)以降の機種から対応した製品が登場しています。
Phoneシリーズでは2020年発売のiPhone12以降やiPhoneSE3より5G対応しています。

※iPhone11,SE2を含むそれ以前の機種については4G回線まで対応となっており、5G回線での利用は出来ません。

iPadでもSIMカードを挿入、キャリア回線を利用可能なCellularモデルで5G回線を利用可能です。

5G対応iPadシリーズ

iPad Pro 12.9 インチ (第 5 世代以降)
iPad Pro 11 インチ (第 3 世代以降)
iPad Air (第 5 世代)
iPad mini (第 6 世代)
iPad (第 10 世代)

当店では5G対応以前の機種についても積極的に買い取りさせて頂いています!
5G回線は拡大しているもののスマートフォンでは依然4G回線での利用も多く端末の需要がありますので、5G対応機種への買い替えをお考えの際はぜひ当店での買い取りサービスもご検討ください!

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たま

【 実績・経歴 】 2021年7月入社 ・端末修理担当 ・修理担当リーダー ・年間約3,200台を修理 【 休日の過ごし方 】 家でAmazonの安売りを見ている 【 好きなもの 】 パソコン、ゲーム、馬

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