暖かくなってくる季節、少しずつ水場に足が向く機会も増えていくと思います。
旅行やレジャーの一貫で水場へ出かける時、スマートフォンも持ち込み、写真や動画の撮影に使うこともあると思います。
そんな時に「確率的に」発生してしまうのがスマートフォンの水没事件。
ですが、決してスマートフォンの水濡れはレジャーといった機会でなくてもウッカリ不注意一つで発生しがちです。
今回はスマートフォン関係の修理サービスを行っている姉妹店「スマホ堂」より伺ったお話からお届けします。
水没の理由は? レジャーと暮らしの中でウッカリ
実のところ、水没を理由としたスマートフォンの修理相談では夏場においてはレジャー関係のものが増える一方で通年発生しており、理由によってはレジャーと同じぐらいの件数となるものも存在します。
実際に相談が寄せられた中で、その理由を見ていくと一つは心当たりがあるかもしれません。
・海と川での落下
・水中で写真や動画を取る
・雨
・お風呂場への持ち込み
・衣類と一緒に洗濯
・お料理中、洗い場に
・トイレに落とす
・汚れた時の水洗い
スマホは「完全防水」ではない?
スマートフォンでも、今では少なくない機種がある程度の耐水性を持っています。
しかし、一部の機種を除いいて完璧に防水できるという物でも無い場合が少なからずあります。
防水や耐水について、性能を示す指標(規格)があります。
規格ごとに試験内容が設定されており、試験での条件において問題なかったことを示すものであり、テスト用の端末も製品での標準の状態(ほぼ新品)の物をテストしていると考えられます。
そのため普段の生活で発生した水没や水ぬれが試験内容を上回るようなシーンや、繰り返して発生した場合や一度修理を行った物では防水スマホであったとしても、何らかの不具合が発生する可能性がゼロではありません。
店頭スタッフに聞く、スマホを守るために避けたいこと
さて、普段の生活でもウッカリを避けるためにいくつか心がけると良いものがあります。
スタッフより伺った内容よりご紹介します。
お風呂場への持ち込みを避ける
日常でよく、お風呂でスマホを使うという方は可能であれば避けるのが良いかもしれません。
直接の水ぬれを避けた場合でも、蒸気や環境の温度、湿度の差でスマホの内側で結露が発生し、水ぬれとなる可能性も。
特に影響を受けやすい部分はカメラ写りで、写真を撮ると結露の跡が映り込むことがあります。
すぐ壊れて動かなくなる訳では無いので、お風呂持ち込み専用のサブ端末の利用を行う場合は一つの手段として良いのかもしれません。
トイレで使わない
お手洗いの時に落下して……という水没トラブルの相談は少なくありません。
ポケットに入れていて、立ったり座ったりする際にポケットから落下はよくある話です。
特に汚れのつきやすい場所ですから、そもそも持ちみをしないのが一番安全と言えます。
合わせて、トイレ内でスマホを触るのは、衛生的な観点でもあまりおすすめできません。
スマートフォンはどうしても手で触る機会が多く、また通話時等で肌に触れることもあり、汚れやすい製品です。
そのようなスマートフォンを食事の際にもテーブルに置く、というとあまり好ましくありません。
「手は洗えてもスマホは洗わない」という話もあり、トイレでの使用は落下や水没以外の理由でも避けるのがよいでしょう。
水洗いは避ける
仮に防水や耐水のスマートフォンでも、可能な限り水(水道水)で豪快に洗うのは控えたほうが良さそうです。
洗剤などを利用する場合は、スマートフォンの製造時、組み立てに使用している水密シールなどの接着剤へ悪影響となる可能性も考えられます。
しかし、どうしても汚れが気になる時はまず乾拭きやアルコール類(エタノール等の消毒液)を利用して拭き上げるのが最善の方法となります。
純度のエタノール消毒液はすぐに乾くこともあり、水より安全にクリーニングすることができます。
スマホ専用のクリーナーを利用するのもオススメです。
終わりに
スマートフォンの水濡れ事故は、レジャーシーズンである夏に増える様に思いますが実は普段から身近なもの。
気を付けているから大丈夫と思う方でも水の近くで使う機会があるなら起きてしまう可能性があります。
もし起きてしまったときは冷静に対処するのも大切です。
よければ関連ページもご覧ください!
また、水ぬれによるトラブルでお悩みの際にはお近くにスマホ堂店舗がございましたら是非、ご相談ください!
お力になれるかもしれません。
関連オススメリンク
関連:水没にまつわるスマホのQ&A
関連:スマホの防水性能の見方
関連:スマホの事ならスマホ堂(Youtube)
関連:スマホ堂HP スマートフォンの修理&アクセサリー販売ショップ