2024.5.21

AIスマホは何ができる? AIとスマホのブーム

いま、AIの発展が注目されています。
特に2022年のChatGPTのリリースを先駆けとして、様々なサービスでAIの活用と性能が話題となりましたが、多くはWeb上で提供されたサービスでした。
話題の浸透につれ、AIサービスを利用するために、多くの人々が普段使用しているスマートフォンへの取り入れについても期待や関心が高まっています。

現在のAIブームはChatGPTを皮切りに生成系AI中心ですが、広い意味ではプログラムによって利用される様々なAIが存在しています。

現在においてスマホで身近なAIとしてはAppleの「Siri」やGoogleの音声アシスタントも含まれる所ですが、やはり機械学習の発展で生まれた昨今の高性能AIを対象に、AIを搭載したスマートフォンとして「AIスマホ」への期待が高まっています。

スマホに搭載されたAIは何ができる?

すでに、AIスマホとして認知されつつある製品はいくつかあり、GoogleのPixelシリーズは最新のPixel8をもってAIスマートフォンとしての注目がされているほか、SamsungのGalaxyシリーズではGalaxyAIが最新機種以外にも配信するという話などAndroid系スマートフォンにおいては製品の戦略やPRにおいてAI搭載の普及が進んでいるといえます。

実際にスマホに搭載したAIによって利用できる機能としては次のようなものがあります。
スマホの機能としてはじめから使える機種のほか、最初は対応していない機種であっても、アプリを利用することで様々なスマホで使える物もあります。

画像処理(写真の自動修正)

GooGleによる紹介

特にメジャーなAI機能としては画像の編集や処理の場面での利用で、特に機械学習によるAIの発展が大きく影響しているといえるかもしれません。
撮影した写真において、不要な物体(電柱や電線や第三者など)をAI処理によって削除してしまう機能(消しゴムマジック)は有名な機能といえます。

削除以外のシーンでは、撮影した人物の表情の修正や編集を行う機能が搭載されている場合があります。
複数人が写った写真でも、一人ずつ修正ができるため、広報のために撮影する時に表情や雰囲気の修正として実用的に扱えるかもしれません。

その他にもスタイル(イラスト風加工など)の適応として画像の編集が行える用にAI機能が利用されています。

画像の処理だけでなく、写真撮影のタイミングでも、被写体(人物や動物など)への自動的なピントフォーカスには機械学習を経たAIが活用されている事があります。

自動で電話対応(迷惑電話スクリーニング)

電話対応の自動化の試みもAIによって実現されています。
特に、迷惑電話や非通知番号に対する物として通話にAI音声での自動対応と通話内容の文字起こしといった機能が登場しており、電話を取る前に対応の必要性が判断できるとされています。
営業電話や自動メッセージ、詐欺の可能性の高い物など内容を電話に出る前に確認できればトラブルの回避にも繋がります。

メッセージ翻訳機能

動画やメッセージの翻訳がリアルタイムで行える機能や、AIによって翻訳精度の向上が期待できます。
ChatGPTのような生成AIは翻訳において高い能力を持っています。
動画や通話のリアルタイム翻訳等もAIによって精度が向上できれば大きなメリットがあります。

これら以外にもAI機能を利用した検索アシスタントや生成AI関係の機能を活用したサービスが利用できる用になる可能性も多くありますが、メジャーな部分では上記のものが一般的な内容といえます。

AIスマホはどれ?

GooGle Pixel8シリーズ
Galaxy S24シリーズ

現在、AIスマホとして名前が上がる機種は以上のものとなっています。
ただし、今後も機能として部分的にAIを取り入れた製品や全面的にAIの搭載を目指したスマートフォンが登場する可能性は少なくありません。

AppleのスマホとAIは?

iPhone15シリーズ。次回の16シリーズではAI関連の強化も期待されています

スマホへのAI普及において、Appleは取り入れを積極的なPR戦略を行っていませんが、Siriであったり、欧米においてのライブ留守電話(留守番メッセージの録音と同時文字起こし)などの機能から少なからずAI関連技術の利用が進んでいる……と言えるかもしれません。

特に、今年の発売がiPhone16シリーズや今後のOSアップデートによるAI対応については多くのメディアが期待を寄せています。Appleは画像編集が文章による指示で可能なAIデータを過去公開していることからも生成AI系の技術について開発や研究を行っているとうかがえるため、今後も目が離せない部分です。
iPadにおいては、最新の発表でM4チップの搭載とAI処理の性能について言及しており、着々と「AppleのAI」に向けた準備が進んでいるのかもしれません。

まとめ

AI技術の発展と普及に合わせて、最も使用者が多いコンピューター端末であるスマートフォンへもAIを取り入れる流れが生まれつつあり、AIを搭載した高性能スマートフォンとしての「AIスマホ」が注目されつつあります。

現時点でAIスマホを標榜している製品は多くなく、販売されている製品としてはPixel8やGalaxyのS24シリーズがその対象として言われることがあります。
AI機能としては迷惑電話への自動応答や写真から物を消す修正や自動的なカラー補正機能など。

Appleは現状ではAIへの対応を積極的にアピールしていないものの、自社開発アプリでのAI技術を利用した機能や最新の製品に搭載するチップのAI処理性能に言及している他、2024年6月のWWDCにおいて大きな発表があると匂わせています。

スマートフォンの性能と機能が多彩になってくる中、面白そうなAI機能を持つ製品も登場しています。
機能が気になる事を理由として買い替えを考えているなど機会が合いましたら当店の買取サービスもご検討ください。

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