2024.5.14

スマホは水に耐えられる? 防水性能の見方と防水スマホ

スマートフォンの故障原因の一つとして比較的よくありがちなものの一つとして水没(水ぬれ)による物が挙げられます。
電子機器といえば水を避るものという認識を持っていると思いますが、スマートフォンに限っては水ぬれを起こす環境で使用してしまうことがあります。

理由の一つとしてはスマートフォンの持ち運び、身近さが一つです。
その上で水場でも使ってしまう理由としてスマートフォン自体にある防水(耐水)能力への信頼が理由かもしれません。

実際に水没させてしまった時の声としても「防水」だから大丈夫だと思っていたという話も聞こえてきます。
スマホメーカーも防水についてアピールしています。
しかし、スマートフォンの防水性能はテスト内容と規格に合わせたものが基準となっており、テスト環境と実生活で使用する時では少し実態に差があるかもしれません。

スマホの環境耐性

特にスマートフォンは様々な方が様々な生活環境で利用する製品のため、ある程度の水や粉塵(水分やゴミ、チリ)に対する耐性が与えられています。

IP等級とは?

人体や個体に対する保護(防塵性)

製品の内部へ手指や粉塵(細かなホコリや砂)が入って怪我や誤作動を起こさない様にするもの。
スマートフォンでは比較的高く設計されていることが殆どですが、規格によっては手や指が内部に入りこまない程度と設定されている物もあります。
製品の性質によって、内部に侵入させたくないものの対象が分かれると言え、手指で触れて怪我の防止ができれば良い程度から、ゴミやホコリの混入と誤作動を防ぐレベルまで段階が分かれています。

水に対する保護・防水性(耐水性)

製品にかかる水の飛沫や水の中に落とし込んだ時、有害な影響(故障)がないように保護するもの。
完成した製品に水滴を落とす、水をかけたり噴射した場合と水面下への投入でテストが行われ、テストの条件を前提として表記されます。

直接水を噴射する場合と水面下で水圧にさらされる場合では少し状況が違うと思われるので注意が必要ですが、基本的には等級が高いほど悪条件での水に対して保護されていると言えます。

いずれにせよ、規格は試験をクリアした証明である一方、経年による状態の悪化や継続的な影響については別の問題となるので、水やチリに対して保護のある規格だから大丈夫と油断してしまうのは禁物です。

実際に防水性能があるスマートフォン

実際に多くのスマートフォンで防水性能の指標としてIP等級の表記が行われています。
IP等級は規格化されたもので、そのためスマホを購入する時に、耐水性能が気になる、重視したい場合は機種のIP等級を確認するか比較することで機種の防水性能の確認や複数の機種の比較ができます。

iPhoneの防水性

AppleはiPhoneに対して、特にiPhone7以降の機種について【防沫・耐水・防塵】性能を備えておりテスト済みとしています
重要な部分としては水に関して、防水ではなく【防沫・耐水】と表現している点。
また、永続的な物ではなく通常使用に応じて低下する可能性と、通常水ぬれによる故障は保証対象外であることもアナウンスしています。

以下、iPhoneシリーズの耐水防塵性能

IP68(水深6メートル30分以内)=iPhone12とそれ以降の機種iP68(水深4メートル、30分以内)=iPhone111Pro(ProMax)

IP68(水深2メートル30分以内)=iPhone11 iPhoneXs,Xsmax

IP67(水深1メートル30分以内)=iPhone7,iPhone7Plus,iPhone SE2/3,iPhone8,iPhone8plus,iPhoneX,iPhonneXR

iPhoneシリーズは多くの機種で規格としては高いレベルの耐水能力を持っていると言えます。

アンドロイドの防水性能

アンドロイドの場合、機種の差やメーカーの差が大きく現れる印象です。
実際いくつかの機種を確認した範囲で高い防水性を持っている機種も少なくない一方、ある程度の妥協をしている機種も少なからず確認できました。
アンドロイドスマホは機種によって価格も大きく差があり、素材や品質、価格のバランスから防水性能も影響を受ける傾向がありそうです。

安価な機種でも防水に力を入れている機種も複数あるので、必要に応じた選択肢があると言えます

アンドロイドの防水性を持つ機種例※1

IP68=Xperia5V GalaxyS24 Pixel8 arrows We F-51

IP67=Pixel7a AQUOSWish3

IP53=NothingPhone(1)

IP42=Libero Flip

その他:DuraForce EX※2

※1 IP等級を確認した一例。アンドロイドスマートフォンはこの他にもたくさん存在しています。
※2 メーカー独自に石鹸(ハンドソープ)での手洗いやすすぎ洗い試験も実施している例外的なスマートフォン。

終わりに

基本的に、いま日本国内で販売されているスマートフォンでも一般的なキャリア等で購入可能な機種の多くは水に対して一定の保護や耐性のある製品となっています。
詳しくない場合や調べられないときでもショップを利用する場合はスタッフに尋ねてみるのも手です。
通販や端末のみを購入するときは機種の名前で検索すると調べられるかもしれません。

注意点として、防水性がある場合でも使用環境や時間の経過によって防水性が落ちてしまう場合があり、水ぬれ故障に対しては多くの場合でメーカーや購入店の保証も受けられないことが多いことに注意が必要です。

また、故障が起きていない場合でも水ぬれがあると判断された場合、中古買取り店や下取りサービスでも価格が付かない可能性もあります。

何らかの事情や意図があり、水場で使用するという場合はリスクを念頭に置く必要があります。

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